タイトル

「群馬ダルクにつながって」 ダイスケ

 私は5カ月程前に群馬ダルクにつながりました。小さい頃の私は、嘘や言い訳をよくしていて、自分が不利になると問題を避けるために否認をしていました。自分は人より優れていないと思っていたので、ありのままの自分ではなく嘘の話で自分を塗り固めて背伸びして高慢になっていました。このまま変わることがなく成長していく中でギャンブルとアルコールにはまっていきました。この2つに依存するために人からお金を借りたり、人にお金を借りて来てもらったり、盗み、横領などをして人間関係を壊していくようになりました。
 そんな生活を続けているうちにどうにもならなくなり、精神病院に入院しました。底をついたなと思いました。私がダルクに行くと決めたのはこの時期です。それまでは、依存症ではないと思っていて、自分はダルクに行くほどではない「まだ自分は本気を出していない」と否認していました。自分ではもうどうにもならなくなっているのに認めることができなかったです。
 ダルクに来てからも酒やギャンブルをやっていないのに自分の依存症的な悪い考えや行動パターンが沢山出てきます。自分にしみついているデタラメなやり方やどうにもならなくなった自滅的な行動パターンがついつい出てきてしまいます。ダルクにつながったことで自分の欠点に直面して、気付き、改善するチャンスをつかめました。今までの自分のままでは社会で通用しません。ダルクで変われるよう頑張ります。どんなに失敗しても支えてくれる仲間が今はそばにいて、楽しい時も辛い時もどんな時も私は1人ではないと思います。
 私はダルクに来てから好きなことができました。筋トレです。1人でやったら続いていないと思います。それほど仲間も存在は大きな存在だと実感しています。これから半年、9カ月、1年と時が過ぎていくにつれて悪い意味で生活に慣れ、もう自分は大丈夫、依存症は治ったと勘違いしてしまう時もくると思います。治療に定着していく上で大きな壁と向き合う時もくると思いますが、仲間と共に乗り越えていき、今日1日をしっかりと生き方を変えていきたいと思います。

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群馬DARCパンフレット(当事者向け)
群馬DARCパンフレット(当事者・関係機関向け)