タイトル

群馬DARCとは

群馬DARCは2006年6月に群馬県高崎市日高町に開設しました。
古い日本家屋を2棟借り受け、定員20名ほどの中規模のDARCです。
回復初期段階・中期後期段階で棟がわかれて集団生活をしています。
(専門家から見た群馬DARCの回復支援プログラムの有効性)
DARCとは、Drug (薬物)のD、Addiction(嗜癖・病的依存)のA、Rehabilitation(回復)のR、Center(施設)のCを組みあわせた造語です。
DARCとは、薬物・アルコール依存症、これに類する問題でお困りの方々が回復するための支援施設です。
創設者は、近藤恒夫氏で、1985年に日本初である薬物依存症の民間リハビリセンターDARCを設立、現在は全国約80カ所以上のDARCが運営されています。
DARCの特徴は、施設長をはじめ職員も薬物依存症から回復途上のピアスタッフ(当事者職員)です。
依存症という共通の問題に共感でき、どのように問題と直面して乗り越えてきたのか、回復のよきアドバイザーになれます。
お互いに助け合い、1人で抱え込まないで共に解決していこうというセルフヘルプグループの原理に基づいてDARCは活動しています。

治療システム

欧米の先進プログラム
欧米は日本と比べ依存症の治療プログラム普及が約20年以上進んでいるといわれています。群馬DARCは、欧米(ハワイ・アリゾナ)の薬物依存症回復支援施設で研修を受け、学んだ先進治療プログラムを日本の文化にあう形にアレンジして開発した治療プログラム(当事者向け・併存性障害(重複障害)者向け・家族向け・様々な状況や事情を抱える方々に対応できるプログラム)が約50あります。依存症の考え方や行動様式・生活習慣・自己の欠点・病気の引き金などについてグループワークやグループディスカッションを通して理解と知識を深めることを目指します。

主なプログラム内容
依存症(薬物・アルコール・ギャンブル・共依存)の知識・病気の引き金・自己の欠点や生きづらさ・認知行動情動療法・心理療法・12STEP・グループセラピーなど
TC(治療共同体)
欧米の薬物依存症からの回復システム、治療共同体(Therapeutic Community)、略してTCを導入して運営しております。TCとは、依存症から回復途上のピアスタッフ(当事者職員)と依存症からの回復を目指す利用者(仲間)が集まり、集団生活(人間関係・規則・役割分担)を通してお互いに協力し合い、助け合いながら依存症からの回復を目指します。依存症の行動様式・生活習慣を見直し、新しい行動様式・生活習慣・健全な考え方や価値観・社会性を身につけ、生きやすくなることを目的としています。
フェーズ制度
治療共同体の中では1~4フェーズまでの各治療プログラム段階にわかれて生活をする段階制度を導入しています。治療共同体の中で各治療プログラム段階での責任と自由が明確に決まった社会的組織構造をつくり集団生活をします。フェーズが上がるにつれて徐々に重要な役割や仕事を任される機会が増えていきます。各治療プログラム段階での責任を果たしていく中で生じる自己の問題と直面して、再使用したり、逃げ出したり、諦めたりしないで乗り越えていく練習を繰り返しおこない、依存症に逃げない生き方を習得することを目指します。
スポーツプログラムとは
群馬DARCでは、散歩・マラソン・プール・ソフトボール・ウェイトトレーニング・パワーリフティング・格闘技などに力を入れています。欧米の依存症治療の中では適度な運動やスポーツは、依存症からの回復にとても有効だといわれています。
長年にわたる快感や高揚感を感じる特定の物質の摂取や特定の様々な行為を繰り返しやり続けた結果、脳の機能に障害が生じていきます。特定の物質の摂取や様々な行為で得られる刺激に依存しなければ、精神的身体的に不快がともなう状態となり、やがては何もやる気が起きない無気力な状態になっていきます。このような状態は長期間続き、数年続く場合もあります。この精神的・身体的に不快がともなう状態を抑えるために、依存症者は自分自身や周囲に害が出ていると分かっていても特定の物質の摂取や、特定の様々な行為への依存を繰り返し、自分の意志ではコントロール不能な悪循環を回り続けます。依存症治療で重要なことは、依存症に逃げたり、頼らなくても日常生活(人間関係・問題解決・就労・趣味・遊びなど)を送れる健全な生活習慣を取り戻すことです。
適度な運動やスポーツは身体が健康になるだけではなく、運動が苦手な仲間でも、仲間と一緒に汗を流すことで運動が好きになり新たな趣味の発見につながります。人間関係が苦手な仲間でも、仲間同士で助け合って運動することが人間関係の絆を築くキッカケになります。運動を継続することで体力や筋力の向上など、ポジティブな結果が出ることで達成感を味わい、やる気、自尊心を取り戻していきます。依存症に逃げる必要のない新たな楽しみ・趣味・目標を見つける再発見につながります。

週間スケジュール


時間/曜日
7:45 起床
8:00 朝食
10:00 治療プログラム・ハウスミーティング・グループセラピー・
ボランティア活動・スポーツプログラム
余暇時間
11:30 昼食・休憩・自由時間
13:00 治療プログラム・ハウスミーティング・グループセラピー・
ボランティア活動・スポーツプログラム
大掃除
14:30 個別プログラム 余暇時間
17:00 夕食・休憩・自由時間
18:30 自助グループミーティング参加 余暇時間
0:00 消灯

群馬DARCの主な活動

・リハビリテーション施設の運営
・依存症に対する心理相談及び生活支援
・依存症に関する教育
・依存症者を抱える家族及び関係者への情報提供
・各地のDARC、家族会、矯正施設、精神病院への治療プログラム提供
・薬物乱用防止活動として各地の学校・関係機関などへ講演
・薬物依存症の啓発活動として依存症講座開催
・海外の先進治療プログラム研修と研究及び翻訳と開発
・利用者の就労支援
・ボランティア活動及び地域の美化活動
・スポーツプログラム(ウォーキング・ランニング・ウェイトトレーニング・水泳など)

5.	定款・事業報告書・活動報告書

2023.08.01
R4年事業報告書

2023.08.01
R4年活動計算書

2023.08.01
R4年貸借対照表

2022.07.27
定款

2022.07.26
令和3年度事業報告

2022.07.26
令和3年度活動計算書・貸借対照表

2021.07.15
令和2年度事業報告

2021.07.15
令和2年度活動計算書・貸借対照表

2020.05.29
令和元年度事業報告

2020.05.29
令和元年度活動計算書・貸借対照表

2019.06.18
平成30年度事業報告

2019.06.18
平成30年度活動計算書・賃借対照表

6.	群馬DARC通信

群馬DARC通信を郵送希望の方はお問い合わせフォーム、またはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
2022.07.26
群馬ダルク通信 2022年7月号

2022.05.12
群馬ダルク通信 2022年5月号

2022.01.14
群馬ダルク通信 2022年1月号

2021.10.22
群馬ダルク通信 2021年10月号

2021.09.03
群馬ダルク通信 2021年8月号

2021.04.18
群馬ダルク通信 2021年4月号

2021.02.01
群馬ダルク通信 2021年1月号

2020.11.16
群馬ダルク通信 2020年10月号

2020.07.18
群馬ダルク通信 2020年7月号

2020.04.21
群馬ダルク通信 2020年4月号

2020.01.27
群馬ダルク通信 2020年1月号

2019.09.14
群馬ダルク通信 2019年9月号

2019.07.11
群馬ダルク通信 2019年6月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2019年3月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2019年1月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2018年9月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2018年6月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2018年3月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2018年1月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2017年10月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2017年6月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2017年3月号

2019.06.18
群馬ダルク通信 2017年1月号

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群馬DARCパンフレット(当事者向け)
群馬DARCパンフレット(当事者・関係機関向け)