タイトル

「通所を利用して」 ごんべえ

 私は以前から群馬ダルクの存在を知っていましたが、入所施設以外に通所施設をはじめたことは去年の精神病院入院がきっかけで知りました。
 私はその時の入院で19回目の入院でした。初めての入院から今年で11年目となりますが、入退院を繰り返し自助グループへつながっては離れを繰り返したこと、それは私の同じやり方、同じ生き方の繰り返しでもあったのです。
 10代から酒と薬と食べ物に依存し、すでに20代後半でどうにもならなくなっていました。30代になり重度のうつと診断され、40代になった時に現在の病院を紹介され、アルコール・薬物依存症、そして摂食障害と告げられ初めての入院となりました。入院することで強制的に酒と薬は止まりましたが、食べ吐きは止まらず、生きづらさと仲間の中での孤独感は常につきまとっていました。回復したい自分と食べ物に逃げ続けたい自分は、結局飲んで使っていた時と全く同じ考え方をしていたのです。
 そのことに気付かせてくれたのが仲間や通所施設のスタッフです。今回の入院で仲間に再びつながり、自助グループへ通い続けなければどうにもならないと思った自分は、入院中から自助グループへ通いはじめました。仲間はいつものように迎え入れてくれ、手を差し伸べてくれました。その手を初めてつかむことができた時、仲間の中にいる感覚と安心感を感じ、仲間に会いたくてミーティングへ通い続けたのです。そして仲間との時間が大切に思えるようになっていくと、止まらなかった食べ吐きが止まったのでした。
 同じ頃、スタッフでもある仲間から通所の話をいただき、退院後に通いはじめると、今まで抱えていた生きづらさは、だんだん小さくなり、寂しさも薄れていきました。一人では無理だということに気づかせていただき、今私は自分の居場所を見つけ人生を新たにはじめる機会を与えていただけました。この先も私は仲間の手を離すことなく生きていきたいと願うと同時に、この仲間からの贈り物を大切に、感謝を忘れずにいたいです。

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